猫はどこ 39

西成区北津守のジャングル。猫はどこ。
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ここ
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こんな人が潜んでいた
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北津守のジャングルには他にもこんな住人が
http://yujufudan.at.webry.info/201802/article_8.html

魔力で吸い寄せられ、気がつけば訪れてしまっている怪奇クロネコぐんだん。
現代のローレライかセイレンか。
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いつもの「なんや全部同じ写真やん」スタート
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この日は前ほどの人数はいなかったがチビさん2人が活躍
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夜、眠りに落ちる前の習慣で、布団の中で腹這いになり本を読んでいた。
5年半もほったらかしにしていた『ニール・ヤング自伝 Ⅰ』
第13章のこんなくだりを読んで遠い日の記憶が甦り、目がさえてしまった。

…以前、とてもとても短いスカートと、白いゴーゴー・ブーツ姿のスチュワーデスを売りものにしたPSAという航空会社があった。最高の航空会社だった。LAとサンフランシスコ間を9ドル95セントで飛べた。フライトは30分おき。

PSA(Pacific Southwest Airlines)、パシフィック・サウスウエスト航空!
およそ40年前、21歳。高校時代の友人をサンフランシスコ近郊の町へ訪ねたときに利用した。
まだ関空はなかった。伊丹の大阪国際空港から成田へ飛び、大韓航空でホノルルを経由してロスへ。
ロスからサンフランシスコまでのフライトにPSAを利用した。

その頃、鶴橋にある零細な韓国系の旅行社に勤めていた。仕事は好きではなかった。
たしか年に一度くらい正規料金の4分の1の値段でチケットが買えたので初めてアメリカへ行ってみたのだ。
1978年の12月だったと思う。PSAを選んだのは偶然で、航空機の時刻表を見て予約しただけのこと。

無名の航空会社の名前を覚えていたのは、ニールが書いているとおりスカートによるところが大きい。
ただ、わたしの記憶の中では超ミニスカートではなく、深いスリットの入ったロングスカートだったのだけれど…。
記憶というものはあやふやだし、どうでもいいことだ。

ただニールの文章をきっかけにいくつかの記憶がまざまざと甦ってきた。

ホノルルまでの機内でKALの2人のスチュワーデスからまったく異なることを言われた。
「あなたは全然韓国人に見えない」
「あなたは韓国人の顔をしている」

サンフランシスコへの機内。自分の前の座席に若い父親と小1くらいの女の子が乗っていた。
着陸のため高度を下げて飛行していたとき、夜景を見て女の子が「父さん、ほら、クリスマスツリーみたい」。

サンフランシスコのBARTといったと思うが、地下鉄のような交通システムのチケットが磁気式のプリペイドカードで、そんなものを見たことがなかったので感心した。
ダウンタウンにパーキング専用の高いビルが数多く建てられているのにも驚いた。

友人のアパートの近所にあったGigantic Burgerという地元の小さなハンバーガーショップ。
名前のとおりボリューム満点でとてつもなくおいしかった。生まれて初めてハンバーガーをおいしいと思った。
その店では歯ごたえのあるハンバーグを炭火で焼いていた。

夜のビリヤード場で隣の台のラリっていた兄ちゃんにショートピースをあげた。
彼は酒に酔っていたのかマリワナで陽気になっていたのか。
とにかくショートピースを吸って「とてもおいしい」と喜んでいた。

まだ日本にはなかったタワーレコードやその他のレコード店を巡った。
ボブ・ディランのアルバム、シングル盤、海賊盤、写真(印刷物ではなく、ちゃんとしたプリント)を買った。
ブルース・スプリングスティーンの新譜! 『闇に吠える街』(Darkness on the Edge of Town)も購入。

『卒業』の撮影が行われたUCバークレーにも行ってみた。

サンフランシスコからロスへ戻る際もPSAを利用。
見送りに来てくれた友人と空港にいた時、つなぎの作業服を着た50代くらいの白人の男性に声をかけられた。
「日本のかたですか」。日本人ではないけれどそんなようなものなので「はい」と答えた。

男性は完ぺきな日本語で昔、神戸の三宮に住んでましたと言った。神戸にはそんな人がけっこういる。
「ああ、生田神社の上のほうですか」そんなことをほんの数分、立ち話して別れた。


アルバムをアメリカで買って帰ったのが21歳。聴くと当時を思い出して胸が締め付けられる。
Racing In The Street  BRUCE SPRINGSTEEN




Darkness on the Edge of Town
Sony
1988-05-19
Bruce Springsteen

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この記事へのコメント

りな
2018年04月07日 11:42
本当にジャングルみたい(笑)
そして今回も猫がどこにいるかわかりませんでした…( ノД`)

クロネコぐんだん(´ψψ`)フフフ
相変わらず 集団生活してるんですね

アメリカって行ったことがありません(´ω`)
聞きたいことがいっぱい
なにから聞こう…(-""-;)
旅行会社の仕事っておもしろくないんですか?
すごい花形の仕事だと思ってました
かなり前に雑誌のインタビューでアメリカ人の俳優が 東京は街全体が小さくてミニチュアみたいって言ってました
東京に行ったことはないんですけどね(-ω-) そういうふうに感じるんだなって思ったのを覚えてます
そう感じるのってわかります?

サンフランシスコはどんな雰囲気の街ですか?
ユージュー
2018年04月07日 21:18
旅行業が好きだったわけでは全然なく、
高卒で手に職もない在日韓国人が就職する
場合の選択肢は限られていました。

わたしが選んだように韓国人の経営する会社
か商店、日本人の経営する中小・零細企業、
飲食業、3K仕事、などなど。

今はどうかな、少しはましかな、特別な
才能がないならさほど変わってないかな。
医師や弁護士は別ですよ。弁護士もわたしが
若い頃は道が閉ざされてましたが。

70年代の韓国はまだまだ経済的にも発展途上で、
なにより軍事独裁政権のもと、民主化は夢物語。
夜の12時以降は、一般市民には外出禁止令が
布かれていた時代です。

その頃、二十歳を過ぎて初めて韓国さらに父の
故郷にも行き、大勢の親戚に会うなど得難い
経験もいろいろありましたが。
こういう話はまた気が向いたらブログに書く
かもしれません。

さて、アメリカ人から見たら日本はなにもかも
が小さく見えたり感じたりするのかな。
そうかもしれません。
逆に我々にはアメリカはなにもかもでかい!
というイメージがあるでしょう?
国土も道路も家も。料理の量も半端じゃないし。

サンフランシスコは海と坂道とケーブルカーの
(月並みですが)ある美しい都会です。
ニューヨークなんかに比べて気候も温暖で、
暮らしやすいでしょう。
西海岸はロスも含め、日本と同じで地震に
見舞われますが。
りな
2018年04月07日 22:59
こういうネットのコメントのやり取りは 顔が見えないし お互いの存在も実体もどこかあやふやで…
そのほうが本音を話しやすかったりして いい時もあるんだろうけど
そうじゃない時もあるんですね
話したいことは いっぱいあるんだけど上手く伝えられる気がしません…

おかしいです
なんて説明したらいいのかわからないけど おかしいと思う
今だにこの国がそうなのも腹がたつ
ユージュー
2018年04月08日 06:27
あほのひとつ覚えでまたディランの歌から。
重い詩集を開くのが面倒なのでだいたいの意味。
「人はそれは罪だという。
内部をあまりに知ったり感じたりすることは」

たしかにおかしいし腹立たしいことです。
「土俵からおりて」と言う思考回路も
同じようなことなのかもしれません。
うまく言えませんが。
りな
2018年04月08日 11:03
ちょっと線がひきかえられるだけで すごく距離があるように感じます
民族で線をひいてみたり
男と女で線をひいてみたり
いろいろ…
ないほうがいいんだけど
消すのが難しいことの方がが多いです

でもこの中で生活していかなくちゃいけないから
認めているわけでもないし 受け入れたわけでもないんです
ユージュー
2018年04月08日 14:50
立場や見方を変えるだけで世界の姿は
一変しますね。
なんか返事になっていないかもしれませんが。
とりあえず、春です。
りな
2018年04月08日 15:13
春です(^ω^)
文楽観ました
すごくよかった もっと観たい
人形が生きてるみたい
本当に泣いたり怒ったりしてるように見えました

ルバイヤートはまだ半分しか読んでないんですけど
手元に置いておきたいから 本屋さんで買おうと思います
ユージュー
2018年04月08日 20:30
どうも、そんなに気に入っていただいて、
おすすめしたかいがあるってものです。

文楽の人形のあの生きているかのような
豊かな表情の変化は本当にすごいですね。

歌舞伎や能には知識も興味も全然ないのですが、
文楽にはなぜかひきつけられます。
一度劇場で観たきりで、もちろんえらそうな
ことは言えないんですが。
りな
2018年04月09日 00:15
図書館でDVDだけ渡された時は( ̄▽ ̄;)ヤバいな…解説が付いてない…と思ったんですけど
字幕がついてました( 〃▽〃)
読んでる人?歌ってる人?の言ってることがそのまま字幕で出るので 私でもわかる

冥土の飛脚っていう話しでした
一つの人形を2か3人で操っていて どうやってるんだろ(’-’*)?って思いました
すごいですよね 本当に生きてるみたい

ルバイヤートは 自分の好きなときに好きなところを読めたらいいなぁと思います
たぶんこれから何回も本を開くことがあると思います
いい本を教えていただきました(^-^*)アリガトウゴザイマス
ユージュー
2018年04月09日 05:53
字幕というのは、外国映画みたいですけど
いいアイデアですね。さすがDVD。

ああいやだいやだと嘆いたり開き直ったり
する詩が何百年も世界中で読み継がれて、
ハイヤームさんも大したものです。

折に触れて手に取り好きな詩を拾い読む、
詩集の良さはそこですよね。
りな
2018年04月09日 12:37
ほんと外国の映画みたい(笑)(≧∇≦)

嘆いたり開き直ったりをずっーと繰り返してるんですね(´ψψ`)フフフ

前にアメリカのタワレコが大きくてってコメントに書いてましたよね
あれはこの旅行のことですか(¨?)
同じものを見たり聞いたりしても その年齢じゃないと感じれないことってありますよね

これはボブ・ディランのなんていう歌の一部ですか?
ユージュー
2018年04月09日 20:15
1978年。40年前はこの世にまだCDはなく、
タワレコも日本にはなくて名前だけを雑誌で
見て知っているという時代でした。

アナログレコードとカセットテープの時代。
パソコンも携帯電話もインターネットも
ワープロもCDもDVDもレーザーディスクも
ない時代。

ロサンゼルスのあきれるほど車線の多い
フリーウェイを通って空港へ向かうとき、
前後左右、視界のすべてが車、車、車で
大渋滞し、飛行機に乗り遅れるとはらはら
したのを覚えています。

「人はそれは罪だという。
内部をあまりに知ったり感じたりすることは」
この詩ですよね?
『Simple twist of fate』(運命のひとひねり)
という曲で、『Blood on the tracks』
(血の轍(わだち))というアルバムに収録
されています。
60年代、70年代のディランのアルバムでは
普通のことですが、アルバム収録曲ほぼ全曲
名曲というおそるべき作品です。

ただ残念なことは、日本盤についている
訳詩が、今のはわたしが若い頃に担当して
いた片桐ユズルさんのではないのです。
わたしにとっては詩的な名訳が多くて
好きだったんですけど今現在のはちょっと…
りな
2018年04月10日 02:04
40年前かぁ
カセット レコードでしたね(´ψψ`)ナツカシイ
タワレコも日本になかったんですよね

アメリカの道路ってなんであんなに広いんでしょうね(笑)
それでも渋滞するってすごい
映画なんかでよく車がずっと連なってるシーンがある あれですよね

「卒業」の撮影現場にも行ったんだぁ(m'□'m)イイナ
「卒業」の頃のダスティン・ホフマンほんとに若い
映画は観たんですけど
UCバークレイってどのシーンですか(・ω・?)

訳す人の影響は大きい(´ω`)
本も訳す人によってかなり変わりますよね
CDの訳もすんなり読める時となんじゃこりゃ…って思う時があります
たしかに意味はわかるんだけど 直訳すぎ…(¨;)訳す人って大事

運命のひとひねりっていう歌なんですね
聴いてみたいから図書館で探します
ユージュー
2018年04月10日 06:50
『卒業』の中の大学のキャンパスのシーン。
もう何年も観ていないので心配になって今
調べてみました。
映画ではキャサリン・ロス(エレン)が
UCバークレーに通っているという設定ですね。
風格のある鉄の門扉が登場したような気が…。
ちなみに、UCバークレー(カリフォルニア州立
大学バークレー校)はUCLAと並ぶ名門です。

映画に出てくるサンフランシスコ・オークランド
・ベイブリッジも友人の車で何度も通りました。

わたしがPSAに乗ってロサンゼルスと往復した
のも実はサンフランシスコではなく、
近郊のオークランドだったのかも。
いや、帰りはサンフランシスコから乗った
のかな?それともその逆?
40年前の記憶なんてこんなものですね。

『Blood on the tracks』(血の轍(わだち))
の中では『運命のひとひねり』はいい歌です
けどそれほど大した歌ではないんです(笑)。

ブルーにこんがらがって
リリー、ローズマリーとハートのジャック
雨のバケツ
愚かな風
嵐からの隠れ場所
などもっとすごい歌がごろごろしています。
このアルバムもあるといいですね。
間違いなくディランの傑作のひとつです。
りな
2018年04月10日 14:12
うーん そうですよね
何十年か前のことだから 私もあんまり記憶がはっきりしてません(¨;)
そういう設定だったんだ
今話しを聞いて うっすら思い出したような感じです

久しぶりに観てみたい
図書館にあるかな(*´∀`*)
最近 なんでもかんでも図書館です(笑)

曲で探すより まず「血の轍」っていうアルバムを探した方がいいですね

ユージューさんのお友達は まだサンフランシスコに住んでらっしゃるんですか?
ユージュー
2018年04月10日 19:39
人気のある映画だからあるかもしれませんね。
サイモンとガーファンクルの曲が印象的に
使われてました。

はい、アルバムのタイトルで探さないと
見つからないと思います。
あるのかないのか、あるとしたら何枚か、
気になりますね。

その友人は、短期間(半年かせいぜい1年)
向こうで英語を学ぶという当時はやった
語学留学(留学とは名ばかりですけど)で
渡米し、そのまま数年いついてました。
日本人旅行者相手のガイドみたいなことを
していたんだと思います。
ただ、元気にはしているようですが
その後再会していないんです。
りな
2018年04月11日 00:38
あの歌
よく覚えてます(*> U <*)
今は直しこんじゃってるけど CDも買いました

そうですね 曲名じゃ探せない(-ω-;)タシカニ
あるかないかが問題です
ないってことはないと思うんですよね…フェイ・ウォンもないボブ・ディランもないってなったら…なんだったらあるんだっていう(ーー;)

旅行でも 留学でも 外国に出てみることって大事ですよね
肌で感じて思うこともありますもんね
若い頃は特に
羨ましいです
ユージュー
2018年04月11日 06:34
他者を知ることで自分の姿を相対的に見て
感じることができるようになるのでしょう。

人間みんな同じだとわかることと、違いを
認めることのどちらも大切と知るためには、
おとなになってから議員や官僚として、
税金で海外「視察」していたのでは無理。
若いときに行くほうがいいですね。
りな
2018年04月11日 15:39
ほんとに
あいつらが行くのは お金のムダです(-ω-)

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